「仙台プライドジャパン」への公開質問状と回答

2019.9.5 更新終了

「仙台プライドジャパン」主催者に対し、2019年8月19日に発信した公開質問状に対し、8月26日に設定し29日に延長した期限を大幅に過ぎたものの、9月4日、回答をいただけました。
とにかくこのことに感謝するとともに、最大の懸案だった「事前申込み必須のパレード参加の条件」について、大きな問題とはいえない運用が行われることが明らかとなり、そのことをいまだに主催者自らが発信しないという姿勢には疑問があるものの、まずは歓迎したいと思います。
しかし、全体としては、このイベントに関する私たちの疑問は、むしろふくらむこととなりました。
これについては後日改めて論じますが、まずは、回答が来たことをここに報告いたします。


9月4日に到着した公開質問状回答

よねざわ いずみ 様  大塚 健祐 様
はじめまして。
当該イベントにご関心をお持ち頂き感謝申し上げます。
ありがとうございます。

ご返信遅くなり、大変申し訳ございません。
貴殿メールに限らず、私供の力量不足から、その他の方々へも返信出来ておりません。
どうぞ、ご理解の程、お願い致します。

さて、ご質問の件でございますが、下記の通りです。
御参加、心よりお待ちしております。LGBTの未来の為に私達と共に行進して頂けましたら幸いです。

東城 ひろみ

1) 本イベントの実行主体は「仙台プライドジャパン実行委員会」であり、その代表は東城ひろみさんである、という、ネットメディアの報道は間違いありませんでしょうか?

実行主体は一般社団法人日本LGBT機構「仙台プライドジャパン実行委員会」です。

2) 本イベントの運営メンバーはどのようにして選出されたのかをご教示ください。

当該法人のメンバーに加え、私達の思いに共感して頂いた地元在住の様々な価値観を持ったLGBT、及びアライの方々を広くお迎えさせて頂きました。

3) 本イベントの内容やゲストアーティストの決定はどのようにしてなされたのかをご教示ください。

急遽だった為、他のパレードの出演者でも、予定が既に埋まって出れない方がおり、清貴氏などの知り合いや地元で有名な方々をご紹介頂きオファーしました。

4) 本イベントの開催当日の現場スタッフはどのようにして集められるのか、またそれは有償であるのかボランティアであるのかをご教示ください。

スタッフは2でお答えした通りです。有償無償の件はパレード参加と全く関係ない事で、私供は社団法人ですので開示する必要はありませんが、ご心配なさってるであろう様な事はありませんとだけお答えさせて頂きます。
お気になる様でしたら、仙台市へ情報開示をお求め頂ければ幸いです。

5) 本イベントのおおよその運営予算をご開示ください。

これも当該法人は社団法人であり、外部へお答えする必要はございませんが、ご心配なさってるであろう様な事はございませんのでご安心下さい。仙台市へ情報開示を求めれば大枠で知ることが出来るかもしれませんのでお願い致します。

6) 本イベントの協賛団体の欄が、公式サイトでは空欄ですが、同ページ内に掲載された低解像度のポスター画像については、いくつかの表記があるように見えます。ご回答日時点での協賛団体についてすべてご教示ください。

ポスターには協賛団体は記入しておりません。
時間が無い中、短期間でやっている為、社名の掲示、ロゴデータの取り扱いについて未だ最終契約をしていないところもあり、
全体が決まらないと明示掲載出来ない状況です。
当日にはモニタービジョンで掲示できます。
大企業、地元企業と様々です。

7) 本イベントの「パレード」への参加には事前申し込みが必要とのことですが、当日の飛び入り参加が認められない理由をご教示ください。

誤解を与えてる様でしたらすみませんでした。
今回、初めてのLGBTパレードという事で、警察より警備の動員人数を確定する為に大体の参加人数を申告する様に言われました。
警察より、その申告人数をオーバーした人数は参加は認めませんとの事でしたので、概算の参加予想人数を申告する為に、事前申し込みをお願いしました。原則と断りを入れておいたのはその為です。
当日参加も可能ですが、申し込み数が達した場合は、残念ながらお断りせざるを得ませんので、事前申告をお勧めしています。

8) 「パレード」への参加申し込み者を、本イベント当日にどのように本人確認するのかをご教示ください。

お名前(ニックネームで構いません)と御連絡先などの照合で大丈夫です。

9) 8)での本人確認に用いた個人情報の、その後の取り扱いについてご教示ください。

ニックネームは問題ないかと思いますが、本名であれば全てデリートさせて頂きますのでご安心下さい。

10) LGBTという語も、プライドという語も、今年50周年を迎えた『ストーンウォールの反乱』という警察と当事者との衝突にはじまり、当事者の権利を勝ち取るための闘いの中で生み出された、とても政治的なものです。それらの語を使うことと、「党派性の無い」というフレーズの間には、かなりの齟齬があると感じますが、そのような私たちの考え方に対するご見解をご教示ください

外国の商品をそのまま売ろうとすると売れず、その国に合った商品にリメイク、リパッケージをすると爆発的に売れます。
スポーツに於いても、例えばサッカーやアーティスティックスイミングなど、外国のやり方をそのまま指導すると失敗し、
オシム監督やトルシエ監督、井村コーチの様に日本人に合った教え方、日本化すると全て成功します。
ストーンウォールの件もそうで、私個人もLGBTとして心に重く残る事件です。
が、日本でそれはありか?というと共感は得られていない現状があります。それは、日本にはストーンウォールはなかったからです。
強い敵対心をLGBTに抱いている人が非常に稀であろう日本に於いて、過激なパレードは、味方どころか、むしろ敵を増やしていくと思います。
勿論、世界へのLGBTへの連帯、ストーンウォールへの想いは当然馳せつつも、日本に於いてのPRIDEは日本スタイルのPRIDEでなければ物真似に過ぎないと考えます。
私たちは過去に思いを馳せつつも、最も重要な事は今を生きている人達の為に、現在の不備を変えていく事です。
その為には、我々日本人は今現在の日本の不備にフォーカスすべきで、日本には無いソドミー法と戦っている暇はないのです。
ストーンウォールに強い思いがあるのは、同じ当事者として勿論共感できます。
しかし、私はそれでも前を見たい。
御理解頂ければ幸いです。

11) 本イベントの代表的人物のおひとりである東城ひろみさんは、2019年1月26日、ご自身のTwitterにおいて「俺は男女関わらず女性脳と言われる共感型で感情優位の者とは交流出来ない」とお書きです。「共感型で感情優位の者」が当日安心して本イベントに参加できないように思われますが、そもそも、「共感型で感情優位の者」と東城さんが認識なさる当事者が、当日参加を拒否される可能性があるのかどうかをご教示ください。

個人的に好き嫌いでイベントなどやりません。融和のイベントです、安心していらして下さい。お待ちしてます。
私、とても優しいですよw

12) もし11)で「参加可能」であるのだとしたら、「共感型で感情優位の者」が、東城さんから個人的に圧迫を受けるようなことがないようにされるべきですが、それをどう担保することをお考えか、ご教示ください。(この質問に限り、11)が「参加不可」であるならば、回答いただかなくてもかまいません)

そんな暇はありませんのでご安心下さい。運営でてんてこ舞いだと思いますので。

この様な御意見御質問を頂き、また気付きを得られました。
大変感謝しております。
是非、いらしてください。同じ当事者なのですから。


「仙台プライドジャパン」主催者からの、質問への回答をひたすら待つしかない…

「仙台プライドジャパン」主催者への公開質問状は、なぜかとつぜん公式Twitterアカウントで「月末位迄お待ち」というメッセージが投稿されたものの、私たちへの返信は期限の2019年8月29日までにはまったくありませんでした。

民主的なイベント運営なのであれば、また開催日まであとわずかという切迫を考えても、参加者の個人情報に関する疑義の質問が延期通知すらなされずにスルーされるというのは、あってはならない事態です。

ただ、もし「月末位迄」の中に、私たちの公開質問状への回答も含まれているのであれば、私たちはカレンダーをにらみつつも、それを待ちたいと思います。


「仙台プライドジャパン」主催者は、8月29日までに、私たちに何らかの返信をしてください

去る2019年8月18日、私たちが「仙台プライドジャパン」の「参加者事前登録」に対し、回答期限とさせていただきました8月26日までに、回答どころか、いっさいの連絡をいただけませんでした。
「個人情報の扱いが不明な事前登録が必須」という、LGBTイベントでは前代未聞の条件に関しての質問に対し、いっさいの返答がない、というこの事態を、私たちは憂慮しています。
主催者に対し、改めて、回答、もしくは回答できない理由でもかまいませんので、2019年8月29日までの何らかの返信をお願いいたします。


「仙台プライドジャパン」に関する公開質問状

よねざわいずみ(フリーター全般労働組合執行委員、
「トランスジェンダーへのヘイトスピーチをただちに撤回し、トランスジェンダーの生存への脅かしを止めてください」呼びかけ人、
鳴子温泉郷ファン)
大塚健祐(レインボー・アクション)

私たちは、来る2019年9月16日、仙台市の勾当台公園において開催予定である、「仙台プライドジャパン」(以下、「本イベント」とします。)について、おのおの個人としての参加を検討している者たちです。

本イベントは、公式Twtterアカウントのプロフィールにて、「全LGBTが心から楽しめる党派性の無いLGBTプライドパレード!」を掲げておられます。

仙台での初の「LGBTパレード」開催への取り組みには、まずなによりも、敬意を表します。

しかし本イベントへの参加について、去る8月13日、「パレード参加者は原則、事前登録者のみとさせて頂きます。」との発表が、公式アカウントよりなされました。

参加者を事前に登録し、その本人でなければパレードに参加できない、という形式は、国内の多くのイベントで、あまり例のないものだと思います。
そしてその申込先である今回の運営主体、また当日のスタッフなどについて、現時点では、外部からはまったく知ることができない状態です。

このような状況で、参加を申し込むことには躊躇があります。

その他にも不明点がいくつかあるため、参加の検討をさせていただくべく、以下の各質問にお答えいただけませんでしょうか。

ご回答は、下記メールアドレスまたはファクシミリ番号にて、2019年8月26日(月)までにいただけますと幸いです。

なにとぞよろしくお願い申し上げます。

  1. 本イベントの実行主体は「仙台プライドジャパン実行委員会」であり、その代表は東城ひろみさんである、という、ネットメディアの報道は間違いありませんでしょうか?
  2. 本イベントの運営メンバーはどのようにして選出されたのかをご教示ください。
  3. 本イベントの内容やゲストアーティストの決定はどのようにしてなされたのかをご教示ください。
  4. 本イベントの開催当日の現場スタッフはどのようにして集められるのか、またそれは有償であるのかボランティアであるのかをご教示ください。
  5. 本イベントのおおよその運営予算をご開示ください。
  6. 本イベントの協賛団体の欄が、公式サイトでは空欄ですが、同ページ内に掲載された低解像度のポスター画像については、いくつかの表記があるように見えます。ご回答日時点での協賛団体についてすべてご教示ください。
  7. 本イベントの「パレード」への参加には事前申し込みが必要とのことですが、当日の飛び入り参加が認められない理由をご教示ください。
  8. 「パレード」への参加申し込み者を、本イベント当日にどのように本人確認するのかをご教示ください。
  9. 8)での本人確認に用いた個人情報の、その後の取り扱いについてご教示ください。
  10. LGBTという語も、プライドという語も、今年50周年を迎えた『ストーンウォールの反乱』という警察と当事者との衝突にはじまり、当事者の権利を勝ち取るための闘いの中で生み出された、とても政治的なものです。それらの語を使うことと、「党派性の無い」というフレーズの間には、かなりの齟齬があると感じますが、そのような私たちの考え方に対するご見解をご教示ください
  11. 本イベントの代表的人物のおひとりである東城ひろみさんは、2019年1月26日、ご自身のTwitterにおいて「俺は男女関わらず女性脳と言われる共感型で感情優位の者とは交流出来ない」とお書きです。「共感型で感情優位の者」が当日安心して本イベントに参加できないように思われますが、そもそも、「共感型で感情優位の者」と東城さんが認識なさる当事者が、当日参加を拒否される可能性があるのかどうかをご教示ください。
  12. もし11)で「参加可能」であるのだとしたら、「共感型で感情優位の者」が、東城さんから個人的に圧迫を受けるようなことがないようにされるべきですが、それをどう担保することをお考えか、ご教示ください。(この質問に限り、11)が「参加不可」であるならば、回答いただかなくてもかまいません)

以上