スタッフ・参加者の安全とパレード

2019.9.13更新

大塚けんすけ(第一種衛生管理者)

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16日の仙台は生憎の雨模様の予報ですが、最高気温26度で最低気温21度と、過ごしやすい天気のようです。
これは、イベントスタッフや参加者の安全にとっては朗報です。

過去、1994~2010年までの東京のプライドパレードは8月末の炎天下に行われ、ほぼ例外なく酷暑に晒されました(大雨が降ったことが一度だけありましたが、パレード寸前に晴れて虹がかかりました)。
96年において既に、ステージの壇上から「なぜよりによってこの季節に行うのか?」という疑問が、年長者から出されていた記憶があります。

06年のボランティアで死ぬ思いをしたわたしも、実行委員として07年と10年の代表にそれぞれ質問したことがありますが、納得の行く説明はついぞなされませんでした。役所と会場の絡みだということは匂わせておりましたが……。

参加者の中には徹夜で遊んだ翌日だったり、会場内で飲酒をしている人も少なくなく(わたしも参加者のときは飲みまくってました、各方面にご迷惑をおかけして申し訳ありません)、極めて脱水症状や熱中症を起こしやすいシチュエーションだと言えます。

東京のプライドパレードが確実に自慢できることのひとつに、非常に整った救護体制があります。本職の医師・看護師を中心に、「東京レズビアン&ゲイパレード」以来の大ベテランスタッフが分厚い陣容で木陰に待機しております。わたしも一度、鼻血を出してお世話になりました(余談ですが救護部門のボスは、「東京レインボープライド」初代共同代表の一人)。水分補給の管理(500ml飲料2本と昼食を取ることがボランティアに義務付けられていました)も、しっかりと行われています。
これほどの体制を取ることは難しいでしょうが、医療関係の仕事に従事しているLGBTは少なくないので、きちんと募集をかければ、確実に体制は作れるはずです。
これをボランティアではなくお金で解決しようとしますと、かなりの出費になってしまいます。
折しも2020オリンピックで医療スタッフの無償ボランティアが問題になっておりますが、都や広告代理店が丸抱えの大イベントと、手作りイベントでは話が違ってきます(東京のパレードが救護ボランティアを有償化したか、あるいはするかどうかは、今度どこかでボスに出会ったら聞いておきます)。

お金と安全の話が出たついでに、イベント保険とボランティア保険をかけておくことも極めて重要です。これをやっておかないと深刻な事故が起きた時に誰かが破産します。
これからLGBTイベントのボランティアをしようと思っている方々は、くれぐれもこの二点を主催者に確認することをお忘れなく。

それでは、当日に元気でお会いしましょう。


【サーバー提供】 合資会社ダブルエスエフ 代表社員 よねざわいずみ